羅臼岳~知床硫黄山縦走とカムイワッカ湯の滝

日本百名山 羅臼岳~知床硫黄山縦走、硫黄山1562.5m 北海道


2004年10月13日(朝は晴、うす曇へ) 前日羅臼岳編
知床自然センターの情報によれば今季、行方不明1名、滑落2名でいずれも硫黄山との事です。硫黄沢出会いで沢に下りてしまうのではないか、マークを辿る事だそうです。携帯目覚まし2度目で何とか起床、16時カムイワッカ湯の滝入湯目指し、というより16:33発のバスには絶対遅れられないと急ぎ出発。駄目なら第一火口でもう一泊だ。

※急いでます、コースタイムはもっと余裕を見てください。

ルート

前日日の入り後羅臼岳登頂→羅臼平→三峰→登山道脇泊→知床山脈を知床硫黄山まで縦走→カムイワッカ湯の滝へ下山。


※注意箇所
  1. 羅臼岳、知床硫黄山は本州で言う3000m級の山と同等の気象環境をもっています。しっかりとした装備、登山技術と天候判断能力が要求されます。
  2. 知床自然センターでクマ対策などの最新情報を仕入れてください。コースガイドもあります。羅臼岳・知床硫黄山各105円。山岳ガイドは知床山考舎さんお勧めします。
  3. 稜線・キャンプ指定地もヒグマの生活圏です。鈴・声を出すなどの対策が必要です。クマスプレーも必須。
  4. 縦走路に水場なし、二つ沼の飲用は必ず煮沸。第一火口に降りればあります。
    マーク等、登山道として割と整備されていますが、知円別分岐から先ガスッたらマークまばらでトレース薄くルート見失う危険大、早めに引き返してください。特に知円別平手前、こけし岩前後、硫黄山登頂下山、下山後大岩まで、硫黄沢出会い、新噴火口前後の岩場、そして旧硫黄採掘地跡手前からカムイワッカ川に下るのは致命傷です、後述。
  5. 知円別分岐とコケシ岩間に第一火口キャンプ指定地への下降ルート(トレース)がありましたが、このルートコースガイドには載っていません。
  6. キャンプは指定地で、食料はビニールに密封、フードコンテナへ。


不正確な記述がありましたらお知らせくださいますようお願い致します。


  • 前夜の野営地、三峰下(指定地ではない)、と羅臼岳。
    5時前起床、昨夜と同じ朝食、5:50:06、テント撤収出発。

    ※キャンプは必ず指定地で行い、食料は密封しフードコンテナーへ、この場所での野営は自殺行為だったかもしれません。

  • 次の山サシルイ岳 5:50:18

  • サシルイ岳手前の三峰キャンプ指定地 5:55:34

  • 三峰、フードロッカー有りの看板 6:01:32
    ここから概念図で12時間なので2時間近い遅れ。

  • 後方、三峰と奥にのぞく羅臼岳 6:10:34

  • とっ、数日は経っていそうだが、やっぱりいるのね、
    コケモモやハイマツの実を食べに稜線までくるらしい。
    サシルイ岳からの下り登山道で、6:26:20

  • 知床硫黄山まで7.8Km 6:28:34

  • サシルイ岳肩に知床硫黄山 6:30:52

  • サシルイ岳から、まだまだ遠い。 6:34:02

  • サシルイから後方、三峰と羅臼岳。 6:35:30

  • サシルイからの下り、NNEastへ 6:38:04

  • 下りきった地点からWestへ 6:53:28

  • 沼脇をオッカバヶ岳へ 6:56:14

  • ハイマツの登山道から、後方、サシルイ岳、肩からのぞくのは三峰 7:04:48

  • オッカバヶ岳から知床山脈 7:14:48

  • 二つ沼に下る登山道、沼から先は尾根伝いに小ピークを越え、
    南岳は最右端の山。 7:16:18

  • 二つ沼(小さなミズスマシ確認)と奥、南岳 1459m 7:29:46
    500ペットを飲み干し、緊急用で水補給。

  • フードロッカー、パズル並に難しい構造。 7:41:12

  • 二つ沼の間に、でかい、まだ新しそうな羆の足跡、やっぱりね。7:50:04
    ここはでかいオスがいるとの情報、後日。

    7:50:18
    7:51:40
    四本足それぞれ異なる足跡が続く。右手の写真、足跡右に私の靴跡26.5cm。

    「さてっ、みんながんばれ!あと残り6キロを切った筈だ。もう少しだ、まだ時間も早い。よし次のピークまで行ったら休憩だ。みんなで行動食のカロリーメイトを食べよう。」ここからは「ホオゥー」と優しく叫ぶのに加え、こちらが大勢だと思わせる作戦に出、以降独りしゃべり続けました。

  • 二つ沼のひとつは涸れ沼。 7:53:16

  • 尾根に出たところ、尾根伝い東へ。 7:57:42

  • オホーツク海、下山ルートは見える稜線の奥、硫黄山の更に奥の沢。7:57:53

  • 小ピークから。南岳は次のピーク 7:58:40

  • 南岳 8:13:32

  • 南岳山頂 1459m 8:23:40

  • 山頂から続く尾根ルート、
    尾根ルートは約700mで右の知円別平へ下降します。8:29:19

  • 途中の尾根から

  • 知円別平手前、この先ルート不明確、杭に沿って進むと書いてあります。
    写真右上、知円別岳の肩に抜ける感じ 8:37:13

  • その地点、ケルンが目印、ハイマツ帯に入ります。 8:41:16

  • 尾根からオホーツク海方向の荒涼とした景観 8:43:04

  • 知円別平手前湿原、湧出は無し、この先一段登る。 8:46:22

  • 左手に知円別岳を見る、ピークは踏まない 8:53:12

  • 知円別平 8:57:42


  • 9:07:36

  • 9:07:48

  • 知円別分岐から知円別岳、ピークは踏ず右の尾根まで巻いて進む。
    二つ沼からここまで概念図で1:55を1:14、約40分挽回。

  • 尾根ルート、跨ぐ事はない。9:13:40

  • コケシ岩が迫る。9:16:38

  • コケシ岩手前第一火口分岐、左に下る急坂と前方ハイマツ帯に進むルート、
    どちらもしっかりした踏み跡あり、ハイマツにテープあり。9:18:46

  • 分岐から第一火口。9:18:58

  • コケシ岩、最初の一峰を巻いた地点、この先岩の間を進めそう、9:26:08
    しかしコースガイドを読み違え、この先のルートは確認せず戻り第一火口へ下降。

  • 東岳方向、奥に知床岳。9:28:06

  • 第一火口キャンプ指定地。9:34:54

  • 左の沢、ガレ場を登ります。マーク少なくトレース不明瞭。
    コケシ岩を見るとだいぶ損した感じ。9:36:02

  • フードロッカーの標柱、テン場。9:39:34
    水場あり、二つ沼の水と入れ替え。

  • 尾根に戻るルート、この辺からルート明瞭。
    正面の峻鋭な岩峰が硫黄山なら絶対登らない!9:52:09

  • その岩峰群を左に見てほっと一息つき、第一火口分岐。10:03:28
    硫黄山が間近に迫る。

  • 分岐からコケシ岩方向のルート、こっちも大変そうだ。10:04:21


  • 10:13:04

  • 10:17:04


  • 知床硫黄山
    柱状摂理状の岩袴を腰に巻いた、溶岩ドーム状の岩峰

  • デポ地点、右は下山口、尾根大岩方向、左から山頂直下へ。10:20:08

  • 山頂直下、ここが直登ルート? 10:23:40

  • 確かその左。10:24:38

  • 確かその更に左に回りこんだ地点、難しそう。10:26:30

  • だいぶ左へ回り込んだつもりだがどこも難しそうだ。10:28:28
    結局正面の袴部分は避け、確かこの2つ上の写真の辺からアタック開始。
    低潅木を手がかりに左へ進み、右へのっ越すと、

  • マーキング発見、ルートあるのか。10:34:08
    でもこの先正規ルートはずすと危険な大岩越えあります。

  • 知床硫黄山登頂 10:38:05

  • 中央、知床岳、。
    手前硫黄山尾根、下山はその手前、硫黄沢涸れ滝ルート。10:38:42

  • 羅臼岳展望。10:39:12

  • 山頂直下から正規ルートを見る、このルートなら登りも大丈夫そう。10:45:51

  • デポ地点の上から。
    難関ひとつクリアー。10:49:02

    硫黄山を巻くように、マークを慎重に確認しながら進むとマークが途切れ、しかしトレースはあるので進むと全くマーク無くトレースもわからない。地図を見て巻きすぎに気づき、目視もできたので大岩へ。


  • ルートを少し外したらしい。11:05:28

  • 外した地点から知床硫黄山11:07:52


  • 尾根大岩、下山方向を指す標柱。11:10:18

  • 硫黄沢へ11:21:21

    さあ、ここからは更に慎重にマークを確認しながら、ひとりしゃべり続けました。「前方マーク確認、マークまで進みます。現在標高14XX、しっかりしたトレースあり。」「マーク通過、次のマークを探しています。」「テープ確認、・・・」「マークが発見できません。しかししっかりしたトレースあり、左右分岐なし、トレースを進みます。」「マーク確認できました。マーク通過・・・・・。」

  • 第一涸れ滝

  • 第二涸れ滝

  • 硫黄沢出会い、沢ルート終了ストップ地点、H999ピーク下。11:49:43
    大岩にでっかい矢印のマーキングがあり、ロープも3重に張られています。
    時間的には余裕も出てきて昼食、昨晩と同じ。おにぎり終了。

  • 新噴火口への登り。12:18:08

  • 尾根筋ハイマツ帯。12:23:54

  • 新火口最上部の看板から先の要注意ルート。12:37:44

  • 登山道右手の新火口噴気。12:55:58


  • 純度の高い硫黄だそうな。

  • こんなところにも花が。

  • 13:12:16

    カムイワッカ川へ下るトレースもある地点。ザック背負って登山靴で川床下りと、知る限り2ヶ所以上の超難所の滝下りはザイルがあってもほぼ不可能、命取りです。このトレースは行って戻った登山者や滝を登った人が降りれなくなり、登山者に誘導され登ったものなどとの情報です。

  • 硫黄採掘跡、またヒグマ出没の看板が、「この先・・・。」13:14:08

  • 意外と早く知床国道が視界に。13:14:57

  • カムイワッカ川の流れ確認。13:20:30

  • ミズナラ林。13:25:19 

  • 下に知床国道が。13:37:14

    登山口が見え、「みんな良くがんばった。」と言った瞬間、ちょっと涙ぐんでしまいました。天候に恵まれた事が大きく、そんなに危険なことや、それほどの恐怖心は無かったけど、いくつもの大きな不安はありました。

  • 13:38:21

  • 下山、13:40:32

  • 国道を歩き、尾根をひとつ回りこんでカムイワッカ湯の滝。13:49:25

  • 今回は道路からすぐのこの滝で十分、
    二十数度、ここでも痛いほどの酸っぱさ。13:55:22

    この滝より先はこちらも見てください、カムイワッカ湯の滝

    汗を流し14:33発のバスが来るだろうと湯を出る。

    しかし次のバスは最終16:33発だった。

    でも15:30頃、旭川の御夫婦が車に乗せてくださり、大変助かりました。
    16:04岩尾別温泉着。

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