三斗小屋温泉から北湯、三本槍岳-中の大倉尾根山スキー

日本百名山　那須岳（朝日岳1896m・三本槍岳1916.9m） 栃木県

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2006年4月14日（笠雲強風）　15日（薄日）
三斗小屋温泉と北温泉という関東を代表するような2つの秘湯を結ぶルートにある清水平や三本槍を山スキーでゆっくり巡ってみたいと考え早朝に家を出発。想像では白銀の連山、春の日差し、ゆっくりと描く2本のトレース！しかし実際は、天候があまり望ましくなく、雪のついていない場所も多く、山スキーならもう少し早い時期のほうが良さそうでした。しかし、中の大倉尾根の前岳カールはまだ締まった雪質とロングコースが想像以上に楽しめました。

主な装備：テント・冬シュラフ・アイゼン・エマージェンシーブランケット・軽量ダウン・シール他
未使用：12本爪アイゼン以外全て

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ルート
1日目
　　　　　　　　剣ヶ峰トラバース→朝日岳取り付き（隠居倉コースは断念）
　　　　　　　　　　　↑↓
県営駐車場→峰の茶屋→（スキー）→三斗小屋温泉、大黒屋さん泊

2日目
三斗小屋→隠居倉→熊見曽根→朝日岳→清水平→中の大倉尾根→北温泉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三本槍岳

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※注意箇所
峰の茶屋の強風
朝日岳トラバース
全般的にトレースの無いルート

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強風と山頂を覆う雲を嫌気しウェイティング　9：32
一旦那須温泉へ。

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13：31　出発　朝日岳


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エッ、雪がついてない！　峰の茶屋から三斗小屋温泉方向。　14：32
※ここは雪がつかない場所との事、そうだった。


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峰の茶屋から茶臼岳と剣ヶ峰


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剣ヶ峰トラバース、ステップ作りながら慎重に、危険です。（振り返る）14：51


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隠居倉が見える。　15：07


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朝日岳分岐へ　15：08
左写真熊見曽根はまだ遠い・・・、初ルート、樹林帯、日没、まずい、引き返そう。
この先まで行けばエスケープルートを滑れたかも（後述）

剣ヶ峰トラバース、帰りは板を履いてスーッと滑りました。


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直行ルート下から隠居倉、この手前から一応スキー。


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登山道を延々トラバース　15：47


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もう少し。


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三斗小屋温泉。　16：35


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「大黒屋旅館」


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夕陽に染まる木の湯船、ほっとするひと時。

山の中にあるとは思えない木造の趣き、繊細な宿。



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2日目　晴れ、-4度前後の冷え込み

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御主人。
昨夜はごちそうさまでした、また来ます。


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締まった雪質、アイゼン装着、隠居倉へ、どこを歩いても良いとの事。　7：35


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隠居倉からの尾根、この滑り込みは快適そう。


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噴気帯、湯の酸性は殆ど感じられない。高尾以外那須の湯は意外と酸性が薄い。


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噴気帯と尾根


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隠居倉へは夏道通りがお勧め、直行はハイマツに阻まれます。


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夏道にでて、茶臼岳


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隠居倉　8：58


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隠居倉から熊見曽根


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朝日岳カールと隠居倉（振り返る）


※この滑り込みも良さそうに見えますが、？？　救助隊の方によると三斗小屋へのエスケープルートとしては無い事も無い。

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熊見曽根


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熊見曽根から朝日岳　9：34


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朝日岳　1896m　9：46


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清水平、右写真奥の尾根が中の大倉尾根


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北温泉分岐　10：34


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三本槍岳、斜面右の夏道をトレースしないと阻まれます。後の登山者（ペア）も私のトレースを行ってしまい心配になり大分戻りましたが、まあ頂上は見えるので先を急ぎました。

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三本槍岳　1916.9m　右、須立山　11：14


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北温泉へ（分岐先）　11：49


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中の大倉尾根、まだ雪が無い、この先左のカール。


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右のカールが良く見えますが、毘沙門沢に入り込んでしまいます。


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出た！赤面山分岐付近から前岳カール、想像以上だ。雪質も満足レベル、快適に一機降り。　今思うと左の見える突端まで行けばよかった。12：22

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尾根のロングコース、樹林帯に入るとテープあり。
マウントジーンズスキー場から数人の山スキーヤーが登ってきます。


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スキー場・北湯分岐　12：42


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分岐先の頭を右にトラバース後、ルート不明瞭、一段降りると夏道に出ます。


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夏道、左スキー場ルートは廃道。


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緩斜面の尾根道がまだまだ続く。


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突端手前、北湯0.3KM　13：48


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北湯　14：09

ここからが長かった・・・・・。

15分で北温泉入口駐車場、デポした自転車でバスターミナルへそこから徒歩。


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15：29　やっとこ登山口着


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北温泉泊


皆様、おいしいお酒をごちそうさまでした。また来ます。

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