天狗岳と渋御殿湯

日本百名山 八ヶ岳、天狗岳 2645.8m 長野県


2001年3月8日(晴れ後曇り)
10:00、渋御殿湯上の登山指導所から渋川渓谷にかかる橋を渡り出発、すぐに高見石への分岐、そこを右、黒百合平へ。途中唐沢鉱泉からの出会いが2度あります。左手に中山が見えてくると黒百合平は近い。
11:45黒百合ヒュッテ着、東天狗岳が意外と近くに感じられる。実はここで見えたのは山頂ではなく、前峰でまだこの先が大変でした。・・・少し休憩し天狗岳を目指す。ここからは全くトレースのない雪山、しかしこの日は真冬並の寒気の為、雪はしまっていて歩き易い。先ずスリバチ池上の丘に登り、天狗岳の展望を楽しむ。左方向に進み中山峠の上へ、爆裂火口の崖を避け、なるべく右を進む、全く登山道はわからない。やがて雪に埋もれたクサリ場へ、ここは今回最大の難所、アイゼン・ピッケルが必要です。さらに急登が続く、頂上近くの稜線から初めて阿弥陀岳、赤岳が姿を現す。
13:30東天狗岳登頂。
西天狗に向かう、大きく右にまいて、北斜面を登る。
西天狗登頂、すぐに下山。
14:00鞍部
東天狗をトラバースしスリバチ池へ通じる尾根にある出っ張った岩の上辺りを目指して進む。時折り腰までズボッと沈みこむ。尾根を下り、右手にスリバチ池を見て(夏なら見えてるはず)アップダウンを繰り返し、黒百合平前の丘へ
15:15黒百合ヒュッテ、すぐに下山。
16:15下山、遅い昼食(ラーメン)を食べ渋御殿湯入湯。

※実時間を載せましたが、雲に追われかなり急いでますので、あまり参考にされないようお願いします。

ルート
渋の湯-登山指導所-黒百合平-黒百合ヒュッテ-スリバチ池-中山峠上-東天狗-西天狗-東天狗をトラバース-スリバチ池への尾根-スリバチ池-黒百合平-渋の湯
他のルート
黒百合ヒュッテ-中山峠-東天狗が通常のルートです。

※注意箇所
  • 黒百合平から先は雪で殆ど登山道が確認できません。
  • 東天狗の東側は爆裂火口の切り立った崖です。冬は雪庇も発達しているので要注意。
  • 東天狗頂上手前のクサリ場のクサリは雪に埋もれています。急な上、雪も硬く、軽アイゼンでは無理、同じルートで下りは避けた方がよさそうでした。
  • 西天狗岳の東斜面は急でかなり雪がついていました。天候により一応雪崩注意です。
  • 西天狗から東天狗をトラバースするルートは雪質により腰まで埋まります。等高線上を歩いて早く尾根の登山道に出ましょう。スリバチ池方向へ斜めに短絡するコースはたぶんキケン。

渋御殿湯HP

  • 登山指導所

  • 黒百合平まで約2時間。

  • 黒百合平手前、左手に中山が姿を現す。

  • 「黒百合平」
    この日は真冬並の寒波、ここでこれだけ樹氷が発達するのは珍しいらしい。

  • 「黒百合ヒュッテ」
    通年営業:一泊二食7000円+暖房費300円
    電話:090-2533-0620

  • 黒百合平前の丘

  • 丘の上の奇岩

  • 丘の頂から「天狗岳」
    ここから左方向、中山峠上に向かう。(通常はここには登らず、最初から中山峠へ)

  • 東天狗岳の爆裂火口跡、雪庇も出ており左は危険です。
    右手の足跡はウサギ?・・・人のものではありません。

  • 北八ヶ岳と蓼科山。


  • そそり立つ岩の左が急峻なクサリ場。

  • 頂上手前

  • 稜線から「阿弥陀岳」が姿を現す。

  • 「東天狗山頂」

  • 西天狗岳の風紋

  • 西天狗から「赤岳」、右手「阿弥陀岳」
    Pentax SLのボディーをホッカイロで暖めながらの撮影も、この寒さではシャッターがうまく切れず限界。
    なんだか変な写真になってしまいました。・・・腕かな???

  • 「西天狗岳2646m」

  • 「渋御殿湯」

  • 疲れも忘れて、3つの湯舟を渡り歩きました。

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